理事長所信

公益社団法人東近江青年会議所

 

2025年度スローガン

  

チャレンジャー

~あきらめず前へ~

第19代理事長 田邉 研人
はじめに

私たちの環境は絶えず変化しています。過去に当たり前だったことが、今では当たり前でなくなり、次の対応を選択し続けなければなりません。今、私たちは先人が築き上げてきた歴史の上に立っています。伝統だからと言ってそのまま進むべきなのでしょうか。時代は変わったからと言って変化させてしまってよいのでしょうか。今を進む私たちは、残すべきものと変えていくべきものを決断し行動していかなければなりません。

 

私たち青年会議所は、20歳から40歳までの青年が集まり、貴重な時間を捧げています。自身の置かれている環境が変わる中で、仕事や家庭のバランスを取ることが困難な人もいるでしょう。時には目を背け、逃げ出したくなることもあるかもしれません。人生は選択の連続です。過去にさかのぼって選択を変えることはできません。それならば、先を見据え、決断してチャレンジしてみましょう。流されるまま選んでしまった選択と悩みチャレンジした決断では、道中の進み方も変わってきます。前を向き進み続ければ、成功も失敗も経験となり、次に活かすことができます。すべてを糧にするために、最後までやり遂げましょう。

 

東近江青年会議所創立20周年にむけて

 東近江青年会議所は、能登川青年会議所の32年、八日市青年会議所の47年の歴史を引き継ぎ、19年目を迎えます。このまちの若者が集まり、単年度制で人事が入れ替わる組織がここまで存続していることは、決して当たり前のことではありません。東近江青年会議所では、5年ごとに中期ビジョンを策定し、そのビジョンに基づいて活動してきたことで、今の東近江青年会議所があります。中期ビジョンを策定から5年の月日が経ち、当時のメンバー構成や社会情勢も大きく変わりました。中期ビジョン2020を検証し、東近江青年会議所が向かうべき方向を議論し選択しましょう。そして、東近江青年会議所創立20周年に向けメンバーの士気を高め一丸となり、最高の状態で次につなげましょう。

 

ひとづくり

 青年会議所に入会したからといって、自動的に仲間が増えるわけではありません。我武者羅に目標に向かっている途中で、共に語り合い、同じ時間を共に過ごすことで、気づけば友となっています。どんなに優れた人物でも、一人では青年会議所の活動は不可能です。共に夢を語り、共に協力し目標に向かい、共に切磋琢磨し成長しあってこそ、たとえ心が折れそうになっても前に進んでいくことが出来、東近江青年会議所はさらに強くなります。多くの仲間を増やしましょう。青年会議所活動で得られた経験と仲間は、必ず財産となります。

 

まちづくり

 私たち東近江青年会議所はこのまちに支えられ活動しています。そして49年目を迎え、長い歴史を持ち、コロナ禍にも負けずに進んできた二五八祭は、まちにとって必要とされています。私たちが目指す、明るく豊かな社会を目指すために、まちに住む私たちが誇れるまちであるために、二五八祭でより多くの協力団体と連携し、まちに必要なことを発信していき、より多くの人を巻き込んだ二五八祭をチャレンジしましょう。

夢づくり

 子供はこれからの時代を切り拓いていく希望です。これから子供たちは、失敗と成功を繰り返していくでしょう。先にいなくなる私たち大人は、子供たちに何をしてあげられるでしょうか。失敗したときに抱きしめてあげることも必要ですが、それ以上に失敗から学び成功を糧にしていく大切さを伝えなければなりません。私たち大人がいなくても先に進むため失敗しても仲間と共に立ち上がれるように、子供たちにはチャレンジできる環境を与える必要があります。 

 

円滑なLOM運営

少子化に伴う働き手の減少は、大きな社会問題として私たちに降りかかっています。例にもれず、青年会議所会員の減少も全国的に深刻な課題であり、組織の存在を大きく脅かす問題となっております。この問題を直視していく必要があります。メンバーは皆、仕事や家庭と両立しながら日々懸命に活動しています。これまで以上に参加しやすい会議形態や委員会活動を行っていくことが不可欠です。より良い事業を目指して議論を尽くす会議の場や、仲間と共に行う活動と共に、公益社団法人のルールに則り、現状で可能な最高のパフォーマンスで行わなければなりません。東近江青年会議所が今後も存続していくために、諸規定の見直しや組織運営の効率化、ITなどの先進的な技術を積極的に活用し、今できる方法で積極的にチャレンジしていきましょう。

 

広報活動

現在、情報の発信は誰もが気軽にできる時代となり、SNSを活用するのが当たり前になっています。広報活動は企業や組織にとって戦略的な活動の一部となりました。数多くの情報の中から、東近江青年会議所を知ってもらうためにはどうすれば良いでしょうか。どんなに素晴らしい運動や活動を行っても、認知されなければ、人の心を動かすことはできません。私たちの運動や活動を知ってもらい、共感してくれる仲間が増えれば、東近江青年会議所はより強い組織となるでしょう。そのためにも、新しい試みにチャレンジしましょう。

 

結びに

 私たちの環境は常に変化し続けています。今を受け継いだ私たちの責任は、次に繋いでいくことです。活動を続けていく中で困難に直面することもあるでしょう。しかし、あきらめずに悩み選択したその先には、自身の成長と、経験を次世代に繋ぐことができます。全力で走り切り、振り返った時には、仲間ができたことと、多くの経験を得られたことに気づくはずです。さあ、共に前へ進みましょう。

 

 

公益社団法人東近江青年会議所

2025年度スローガン

 

チャレンジャー

~あきらめず前へ~

基本方針

1.20周年記念に向けて意識の統一

1.地域とともにあるまちづくり

1.未来のチャレンジャーを育てる青少年育成事業

1.公益法人としての厳格な運営と能率的組織運営

1.広報を活かした会員拡大